土づくりがすべて

「小原さんあんなたこのガラガラの土じゃ葉物栽培は厳しかよ。もっとサラサラさせないと」と農業の専門家から指摘されて20年。この厳しいと言われた土で品質が高く美味しく日持ちするリーフを栽培しています。
このガラガラの粒状になった土壌は排水が良く、水持ちがよく、根の張りが良く、生育も早い。そして日持ちするリーフが育ちます。私たちの高い品質はこの土づくりがあってできる事。この土づくりが栽培技術の殆どだと言っても過言ではありません。

 

有機質肥料と微量要素で味の良いリーフに

有機質肥料だけで栽培しています。一般的に使われる牛糞や鶏糞などは生で食べる商品の為使用しておりません。コストはかかりますが、できるだけ安心して食べて頂けるリーフづくりを心掛けています。
土づくりは微量要素や酵素、微生物を活用しています。土への投資は惜しまずトコトン投入しています。20年間の莫大な投資が今の土壌を作り、今の作物を作り出しています。

 

手刈り中心の収穫

作物の状態、品質を考え、手刈りと機械収穫ををの時の状況に応じて使い分けて収穫を行っています。手刈りはしゃがんでの作業は凄く大変ですが細かい調整が可能です。また機械での収穫は手を触れずに収穫ができるため傷がつきにくく最適な時時間に短時間で収穫が可能です。
最高の食事を楽しんでいただけるよう、私たちにできる最大限の事を取り組んでいます。

 

夏は葉の状態の良い深夜に

夏は日差しも強く気温も高いため、日が昇っている時間の葉は弱った状態になっています。そのため、夏場は気温の下がる夕方から、早朝にかけてライトを点けて収穫を行っています。深夜の作業は大変ですが、これをしないと満足の品質でお客様にお届けできないからです。

 

耐候性ハウスで安定出荷

台風の直撃頻度が高い地域の為、栽培圃場の殆どを台風に耐えられるハウスに切り替えました。一般的なパイプハウス栽培に比べ何倍もコストはかかりますが、天候に左右されずにできるだけお客様の要望にお応えできるよう取り組んでいます。

 

収穫は1回だけ

ベビーリーフは1度種を撒くと3回、4回と収穫が出来ます。
しかし、何度も収穫をすると葉は汚くなり、硬く育ってしまいます。
そのため、私どもは1回収穫するとそれで終わり。トラクターかけて新し種を撒きます。コストを考えると何度も収穫した方が良いのですが、品質を重視し1度だけの収穫にこだわります。

 

潅水は極力減らす

水分のコントロールは神経を使います。水分が少ないと生育不良になり、多いと水っぽいぺらぺらな日持ちしない葉っぱに育ちます。潅水は基本的に発芽まで。発芽までにどれくらいの水分を土壌に入れるか、また、その後の天候を見ながら遮光を調整し、作物な最適な水分量に調整します。日々の作業でもっとも技術が必要な作業です。

 

ブレンドは手作業

数種のリーフをブレンドするのはすべて手作業で行っています。台に広げ、葉の状態を確認しながらやさしく手でブレンドを行います。ドラム型のブレンダーを使うと作業は楽ですが、葉がボロボロになってしまいます。
品質にこだわり栽培したリーフですので、お客様にお届けするまで品質にこだわります。

 

サラリーマン農業はしない

現場を管理するスタッフはだれもサラリーマンという感覚で仕事をしていません。作物に合わせて自分たちで自分たちの仕事を組み立てる。農業が好きで、農業を仕事にしたい。やるからには一流の農家になりたい。そういう志しで仕事に取り組んでいます。

 

目指すは日本一の品質

農場の規模も売り上げも大きくしたい!しかし、私たちがまず目指しているのは「味と品質のダントツ日本一」です。美味しくないとやる意味がない。私たちは自分たちの商品の品質に対し厳しい物差しを持ち栽培、出荷に取り組んでいます。